こんにちは、トッティです!
正社員の方以外にもアルバイトをしている学生やパートをしている主婦の方も “年末調整” という言葉を聞いたことがあると思います。「書類を書かされて面倒くさい…」と感じる方もいますよね。私も学生時代のアルバイト先でよくわからない書類の説明を聞いたり、書いたりして面倒くさいと思っておりました。それで、もし年末調整をしなかったらどうなるのか?気になる方々が多いと思います。今回はそのことについて解説いたします。
目次
- 年末調整とは?
- 年末調整をしないとどうなる?
- 税金が戻ってこない
- 自分で確定申告をしないといけない
- 税金の未納や脱税とみなされる場合もある
- 年末調整対象外のケース
- まとめ
年末調整とは?
年末調整とは、1年間の所得に対して支払うべき「正しい税額」を確定するための手続きのことです。
会社員やパート・アルバイトなど、給与をもらっている人は毎月概算で所得税が引かれていますが、それだけでは正確な金額にはなりません。年末調整では、1年間の収入や各種控除(生命保険料控除、扶養控除など)を踏まえ、正しい所得税を計算し直します。税金を払いすぎていればお金が戻り、足りなければ追加でお金を払うという処理がされます。
年末調整をしないとどうなる?
・税金が戻ってこない

本来、扶養控除などを申告することで税金が戻ってくる人も年末調整をしなければ還付されませんので、本来払うべき税金より多く取られる可能性があり、損をすることになります。書類を書くのが面倒くさいという方も多いとは思いますが、適切に行わなかったり後回しにすることで後ほど、より面倒くさいことになってしまいます。結婚して配偶者が扶養に入ったり、子どもが生まれた場合でも、その情報を年末調整で申告しない限り、税額は変わりません。家族が増えても税金が減らない=損をするという状況になってしまいます
・確定申告が必要になる

年末調整をしていないと、税務署に自分で「確定申告」をして税金を精算する必要があります。
確定申告は基本的に毎年2月16日〜3月15日(年によって多少異なる)に行いますが、慣れていないと手間がかかる作業です。
・ 税金の未納や脱税とみなされる場合もある

年末調整をしないことで、本来納めるべき税額の精算がされず、結果として所得税が未納のまま放置されるとどうなるのでしょうか?最悪な場合、税務署から督促状や催告書が届き、それでも納付しないまま放置すると、財産が差し押さえられるリスクがあります。
差し押さえの対象となるのは以下のようなものです:
• 銀行口座
• 給与(勤務先に連絡がいく可能性も)
• 自動車や不動産などの資産
特に「年末調整をせず、確定申告もしていない人」は、税務署側で納税の意志がないと判断されることもあり、強制的な徴収が行われる恐れがあります。
年末調整対象外のケース
以下のような場合は、会社での年末調整の対象外となります。
• 年収2,000万円を超える人
• 副業で20万円以上の収入がある人
• 退職して年末までに再就職していない人
• 個人事業主やフリーランス
これらに該当する場合は、そもそも確定申告が必須になるので注意しましょう。
年末調整していても確定申告をした方がよいケース
以下のような場合は、年末調整に加えて確定申告をした方がよいです。
- 初めて住宅ローン控除を受ける場合。(二年目以降は年末調整のみで可能。)
- 医療費控除や寄付金控除などを受ける場合。
まとめ

年末調整は、会社員やアルバイト、パートの方にとって非常に重要な手続きです。
これをしないと、税金が戻ってこない・自分で確定申告が必要になる・税金を多く払い続けるなど、損をする可能性が高くなります。
・会社から配られる年末調整の書類は必ず提出する
・生命保険や扶養家族の情報は忘れずに記入する
・提出しなかった場合は確定申告で対応できるがものすごく手間になる
ちょっと面倒でも、年末調整は「やるべき大切な節税ステップ」です!
物事の先を見通して、後悔しないためにもしっかり取り組みましょう。
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今後もこのようなFPに関することを勉強しつつ発進していこうと考えております。「これは間違っているだろ!」と思われた方はご指摘していただけると嬉しいです。
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