今から資産運用を始めようとしている方で「リスクが怖い」と感じる方が一番多いと思います。
投資を始めるときに大切なのが「どのようなリスクを理解すること」です。リスクを知っておくことで、自分に合った投資方法を選ぶことができて失敗をしても精神的なダメージを軽減することが出来ます。
今回は、投資初心者の方に向けて、投資に伴う主なリスクとその対策について分かりやすく解説していきます。
この記事を読んで「大まかにどのようなリスクがあるのか理解が出来た!」「投資の心配が軽減した」となれば幸いです。
投資においての大まかなリスク3選
① 価格変動のリスク

投資を知らない人でも一番なじみのあるのが価格変動のリスクです。
投資商品の価格は常に変動しています。株式や投資信託などは、経済の動向、企業の業績、世界情勢などさまざまな要因によって価格が上下します。
例えば、一株100円で買っていたのに売却時には一株95円まで落ちてしまい5円損をしてしまったという事が起こります。
この価格変動によって、購入時よりも価値が下がり、損失を出す可能性があるのが「価格変動リスク」です。どれだけ低リスクに見える商品でも、価格が下がる可能性はゼロではありません。
② 流動性のリスク

「売りたいときに売れない」「買いたいときに買えない」というこれが流動性リスクです。
特にイメージしやすいのは不動産です。不動産は購入して売却するまでに査定や媒介契約などの手続きなどを踏まないといけないため現金化までに時間がかかることがありますので注意が必要です。
また、他の投資商品によっても、買い手や売り手が少なくて希望の価格で取引ができないことがあります。
③ 信用リスク

企業や金融機関が倒産したり、債務を返済できなくなったりすることで、元本や利息が戻ってこない可能性があるリスクです。
たとえば、社債や外国債などを購入した場合、その発行元の信用や業績の状況が悪化すれば、損失を被るリスクが高まります。信用リスクは、その企業や国の経済状況や財務内容によって大きく左右されます。
なので、金融商品を購入する際はその会社や国の業績や情勢を確認することが重要です。
他にもある投資リスク
為替リスク
外貨建ての資産に投資した場合に生じ、日本円との為替レートの変動によって損益が変動します。
金利リスク
債券は金利の変動によって価格が左右されます。金利が下がれば債券価格は上がり、金利が上がれば債券価格は下がります。
まとめ : リスクの種類を把握しよう!

投資には数年後に莫大な資産を築けたり、短期的に設けたりなど多くの魅力がありますが、必ずリスクがつきものです。
大切なのは、リスクを正しく理解し、自分のリスク許容度に合った方法で投資を行うことです。リスクをゼロにすることはできませんが、分散投資をしたり、情報をしっかり集めたりすることで、リスクをコントロールすることは可能です。
初心者こそ「リスクを知ってから始める」ことが、長く安定した資産形成の第一歩になります!
コメント