こんにちは!トッティです!
「絶対に儲かる投資がありますよ」「老後が心配なら今のうちに資産を増やしましょう」こんなセリフを聞いて、少しでも「何か怪しいな」と思ったことはありませんか?
詐欺や悪質な勧誘は年々巧妙化しています。
今回は、怪しい業者に騙されないために、最低限知っておきたいお金や株式などに関する知識や相場、法令をお伝えします。
「元本保証で高利回り」はありえない

金融の世界において「リスクゼロで高いリターン」は存在しません。
積み立て投資をする場合には時間が掛かりますし、FXや個別株式などで短期的に儲けようにも元本割れ(投資した額よろも少なくなること)の可能性が高いです。
もし「元本保証(投資した金額よりも減らない)で年利30%以上」と言われたら、それは99%詐欺です。
目安として世界中の株全てに投資した場合の平均利回りは「年5%~7%」と言われております。
また、世界最高峰の投資家であるウォーレン・バフェット氏の投資の年利ですら22%ほどです。
その数値からみて分かる通り、元本保証がされているのに加えて年利30%という数字があり得ないことが分かると思います。
投資をやる上では平均年利を覚えておくのは必須です。
金融商品登録業者かを必ず確認

日本で金融商品を販売する場合、金融庁や地方財務局に登録している必要があります。
登録のない業者が投資話を持ちかけてきたら、まず間違いなくアウトです。
金融商品取引法によると、金融商品取引業者の登録を受けずに営業を行う行為は無登録営業として5年以下の懲役、または500万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
金融庁のサイトで「登録業者一覧」を検索し、相手の会社名・名前があるか確認しましょう。
クーリングオフ制度を知っておこう

「よく分からないまま契約してしまった…」「今考えると怪しい契約だったかもしれない」そんな時に助けてくれるのがクーリングオフ制度です。
特定の契約については、契約後一定期間内(内容によって異なる)であれば無条件でキャンセルが可能です。
しかし、店舗での契約や通信販売による契約ではクーリングオフ制度の対象外となっております。
なので、クーリングオフ制度は契約してしまった場合の最終手段として認識して、怪しい契約はしないというのが一番良いです。
お金の「3つの視点」を持とう
怪しい話に乗せられないためには、以下のような3つの視点を持つことが個人的に大切です。
① リスクとリターンはセット
大きな利益には必ずリスクがつきもの。それが時間である場合やお金である場合などさまざまです。
「ノーリスクで儲かる話」は存在しません。
② 長期視点で資産形成をする
焦って増やそうとすると、詐欺に引っかかりやすくなります。
なので焦らずに、将来投資額が少しでも増えるといいなという気持ちで行うのが良いです。
③ 最終的に自分で決める
「詳しい人に任せる」ではなく、自分で最低限の知識を持つことが大切です。
もちろん、最初は詳しい知人やインフルエンザ―、SNSなどでの情報集めは大切ではあります。
ですが、自身の財産を管理するのは他人ではなく自分自身であるため、最終的な投資判断は他人任せではなく自分で決めましょう。
まとめ:知識は最大の防御

騙されやすい人は「知識のない人」です。
逆に、お金の基本を押さえておけば、ほとんどの詐欺は見抜けるようになりますこれらを意識することで、大切なお金と時間を守ることができます。また、FP3級レベルでもお金の知識は十分身につくことは可能です。ぜひこの機会に、あなたも「だまされない力」を身につけていきましょう。
参考資料 :金融商品取引法について https://www.fsa.go.jp/policy/kinyusyohin/
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