こんにちは!トッティです!私が大学生の頃、20歳になったときに突然、「国民年金のお知らせ」が届きました。その時社会の事を全く知らなかった自分は「え?学生も年金払わないといけないの?」と正直驚いたのを今でも覚えています。就職後は、国民年金から厚生年金に切り替わりました。今回は、そんな私の体験をもとに「国民年金と厚生年金の違い」をわかりやすく解説します。
そもそも年金とは何なのか

年金とは退職後、老後の資金を補うためにあるというイメージですが以下3つの役割があります。
- 社会保障の一つとしての役割
高齢者や障害者、遺族など、生活に不安を抱える人々を支えるための制度です 。 - リスクに備える保険の仕組み
終身受給が可能で、障害年金や遺族年金などの保障も備わっており、貯金や投資にはない安心感があります 。 - 世代間の支え合い(賦課方式)
よく年金は自分が収めた分だけ増える積立方式と思われがちですが実際は違います。現役世代が納める保険料で、高齢者などの年金給付を支える仕組みです。働く世代から受給世代への「仕送り」のような関係です。
国民年金とは
国民年金は、日本に住むすべての人(20歳以上60歳未満)が原則として加入する“基礎的な年金制度”です。自営業・フリーター・学生・無職など、会社に勤めていない人はこの国民年金に加入します。
• 月額保険料は定額(2025年度は17,510円)
• 受け取れる金額は、満額で月69,308円(2025年度時点)
• 老後だけでなく、障害年金や遺族年金としても支給されることがあります
厚生年金とは
厚生年金は、会社員や公務員などが加入する“上乗せ型の年金制度”です。基礎である国民年金にプラスして、厚生年金に加入することで将来もらえる年金額が増える仕組みになっています。
• 保険料は給与に応じて決まり、会社と本人両方が負担
• 将来もらえる金額は、収入や加入年数によって大きく変動
• 国民年金と同様、障害や遺族への年金も含まれる
2つの年金の違い

① 加入対象者が違う
• 国民年金:20歳以上60歳未満の全国民が対象。学生や自営業、フリーターなども含まれます。
• 厚生年金:会社員や公務員など、企業に勤めている人が対象です。厚生年金に入っている人も、基礎として国民年金には自動的に加入しています。
② 保険料の金額が違う
• 国民年金:毎月定額で約17,510円(2025年度)。収入に関係なく同じです。
• 厚生年金:収入に応じて保険料が決まり、会社と労働者が負担します。
③ 将来もらえる年金額が違う
• 国民年金:満額受給で月69,308円(2025年度)。
• 厚生年金:国民年金に上乗せされる形で、現役時代の収入や加入期間によって受給額が変わります。
学生には「学生納付特例制度」がある
学生の場合、学業をしつつアルバイトで年金を収めるのはかなり厳しいと思います。そのような学生が多いため、「学生納付特例制度」に申請すれば、在学中の支払いを猶予してもらうことができます。免除ではなく“猶予”なので、卒業10年以内に追納可能です。
参考資料 : 国民年金保険料-日本年金機構https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/hokenryo.html
令和7年4月分からの年金額等について-日本年金機構https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2025/202504/040102.html
まとめ

国民年金=全国民の基礎年金
厚生年金=会社員の上乗せ年金
というイメージです。
大学生のうちに年金のお知らせが来て不安になった方も多いと思いますが、「学生納付特例制度」などの制度を活用すれば、学業に支障がなく将来に備えることができます。この驚いた経験もあなたが一歩大人に違付いた証拠です!お金の勉強をして将来の不安を軽減していきましょう。
今後もこのようなFPや自身の体験談に関することを勉強しつつ発進していこうと考えております。「これは間違っているだろ!」と思われた方はご指摘していただけると嬉しいです。最後まで見ていただきありがとうございました!ブログ以外では、インスタグラムやX(旧ツイッター)などでも活動をしております!興味がある方はぜひ見てくださると嬉しいです!
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